紫陽花と星
綾小路君尋様へ
明日の午後四時に神社の裏に来てください。
お話したいことがあります。

雪星より

私は、これを見て驚いた。
「えっ!直接言うの!!」
雪星は少し恥ずかしそうに、こくと頷いた。

「それでね。紫陽花に頼みたいことがあるんだけど…」
言いづらい頼みなのか、雪星は口をもごもごしていた。

「何?なんでも言って!」

「あのね…。私渡すの恥ずかしいの。だからね。」
雪星はもごもごと言った。
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