契りの歌
斎藤たちの目が俺達1人1人に向いて、真実を見極めるように見ていたので俺たちははっきりと頷いた。
「その時確か、一緒に歌も聞こえてたな…。」
俺は1人ごとの様に呟いたが、隣にいた新八にはしっかりと聞こえていたらしい。
「歌が?」
「あぁ、確かに聞こえてましたね。
…花音さんの歌声だと思いますが。」
総司の言った通り、あれは確かに花音の歌声だった。
一瞬で人を惹きつけるあの歌声。
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