新時代神話
「全員、投げ込んだぞ!」


「叶!」

「他にはいません。」


フッ、

光の扉は消えた。

「世界の繋がりがなくなってきてるわ。

投げ込んだ人達は狭間の空間を通過させないで返したから問題は、私達だけね。」



「浅黄、

お前らが通ってきた道なら、正規の入り口だ、間に合うかもしれない。」








「ここか。」


そこには壁があった。


「もしも、このままなら、僕達はどうなるんですか?」

「消える。

俺達みたいな別の空間に行くのとは訳が違う。」


「…。」


沈黙。


「だから!


無理矢理にでも、扉を開く!


物語ってのは、ハッピーエンドで終わるんだよ!


そのためなら、どんなファンタスティックなことだって起こせるんだっつーの!」


バゴンッ、


扉が開いた。


「俺達が来たよりもでかいな。」


「一気に駆け抜けるぞ!」
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