新時代神話
それから数日後


生徒会室



楓の一言で始まった。


「あの、アルバイトしませんか?」


「アルバイト、ですか?

どう言った内容なんですか?」


「えと、父の仕事の一つで海で、海の家の仕事があるんですが、

その場所の海岸に昔のあの戦争の残骸が大分流れ着きまして、

それの撤去と海岸の整備を頼まれました。」

「あれ?海開きっていつだったかしら?」

「来週ですね。」

「それから、これは海開き以降の話で、海の家の手伝いと、ビーチのパトロールを、というアルバイトもあります。」


「ふむ、楽しそうではないか。」
「会長、どうしますか?」


「もちろん、OKよ!

皆も予定は無いわね?


いつ、ゴミの撤去をやるのかしら?」


「今度の土日にやります。

土曜の朝に私の家に来てください。」


「楓さんの実家にはあまり行きたくないけど仕方ありませんね。」
叶が呟く。

「何か理由でもあるのかしら?」
常盤が聞く。

「それは行ってからのお楽しみです。」
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