A evil spirit~悪魔~

「目の色が違っても、…まあ、何か血のつながりがあるとおもわないか?」


「…どう思おうが華音の勝手だ。
…じゃ、鐘が鳴ったから私は行くね。」



私は部屋から出た。


華音は学年が違う。

と言っても、一年留年しているらしい。

要するに2歳違い。




「あっ、委員長さん!良かった…ねぇ、理科室どこ?」


「…ついて来て。」



菜月はただ黙って後ろについて来た。
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