唇を塞いで
Last story

唇を塞いで




「のんちゃーん!!今日カラオケ行かない??」


のんちゃんから遠く離れたところで叫んだ


「いーよ!!」


あたしはのんちゃん目掛けて走った


「しぃちゃんダメ!!転ぶよっ…あっ…ホラぁ…」


のんちゃんが言った通りあたしは何かに躓いた

でも、のんちゃんが支えてくれたお陰で転ばずに済んだ


「気をつけてね。転んだら大変だよ?」


「うん」


のんちゃんはあたしと赤ちゃんの心配をいつでもしてくれる


「のんちゃん、そんなに詩希が心配?」





< 213 / 239 >

この作品をシェア

pagetop