地味子と地味男

「うん、帰りたい!!」

「美羽だけじゃないよな?親父…」

ビクっ!!
なんか、お父さんびっくりしてるし。
さすがにお父さん、お兄ちゃんがいること気づいてないわけじゃないよね?

「あ、当たり前じゃないか・・・」

やっぱり気づいてなかったんだ、お兄ちゃんかわいそう…

「はあぁ、俺かわいそう…」

「まあ、そんな事気にしないほうがいいぞ!」

お父さんが気づいてなかったんじゃん!

「お父さん、もうお腹すいたから帰ろうよ」

「そうだな、理沙子も待ってるし」

そうして、お父さんの車に乗り込んだ。



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