バカな私の恋の仕方
──────

「いらっしゃいませ」

私は接客中。


そこに若いカップルが入って来た。

「ねぇ~、龍わぁどの色がいい~??」


うわっ、あの女の子


相当ぶりっ子だなぁ・・・


しかも彼氏に口紅の色聞くのかよ・・・


「どれでもいい。つーか俺を買い物に付き合わせるなよ」


「だってぇ、龍がどの色好きか知りたかったんだもん」


「知るかよ」


「折角たまにしか買えない高いとこに来たのにぃ~」


私は、二人の会話をこっそり接客しながら聞いていた。


すると、暫くして


「店員さぁ~ん」


あのカップルの彼女の方が私を呼んでいた。


急いで会計場所に行って会計を済ませた。


すると・・・

「サッ」


何故か会計場所に電話番号が書かれた紙が。

辺りを見まわすと・・・

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