秘密のMelo♪y①*日本編*
「おい…怪我は?」
「ううん。突き飛ばされただけだった」
「突き飛ばされた…?」
一瞬焦った風を見せたかっくんだったけど、そう言うとなにかを考え込み始めた。
「……! お前、楽器は?」
「え?」
楽器?
腰が抜けかけていたあたしは、かっくんに支えられて立ち上がり、部屋の中のバイオリンに歩み寄った。
「……!!?」
な……ん……!?
「どう……!?」
閉まっていたはずのケースはこじ開けられ。
それは見るも無惨に……。
「いやあっ……!!」
……引き裂かれていた。