龍の花嫁~ちはやふる・冬絵巻~
鎧も衣もボロボロで…身体に深い傷を負った年の若い男性が松の木に背中
を預けて気を失っていた。
これが彼との出会い。
私は彼の口元に耳を近づけて息があるか確かめる。
彼は夥しい血に塗れながら…生きていた。
私は彼を何とかして家まで連れて帰った。
母屋と隣接する納屋に彼を寝かせ…傷の手当を施す。
顔は汚れているが…美しい精悍な顔立ちのお侍さん…。
私は意識のない彼を必死に看病。