【完】甘~い約束
さりなside
これでよかったんだよね・・・
そのときだった。
「さりな・・・」
中村君の目つきが変わった。
私の名前をよんだ声の主は・・・
「先輩・・・?」
先輩は、私を抱き寄せた。
だめぇ。
先輩やめて・・・
なにもしらないくせにこんなことしないで・・・
「・・・ッいやッ」
無意識に言っちゃったんだ。
でも。
私は中村君とキスしてるときも。
話してたときも。
全部先輩の笑顔や不機嫌な顔。怒った顔。
先輩の表情しか浮かんでこなかったことを・・・
「俺の女なかせるんじゃねぇ・・」
中村君がいった。
え・・・?
頬にはたった一粒の冷たい涙が零れおちた