最強剣士(仮)女子高生☆
次の日。


「・・・とゆーわけで、ダンス部は今廃部の危機に追い込まれています!メシア求む!」


〜♪

流れたのは、何年か前に流行ったアニメソング。

三人の男子の先輩は、それに合わせて踊りだした。


「お世辞にも上手とは言えないね。やけに息はぴったりだけど」

「うーん、やっぱりここもナシかな。まぁ男のみの時点で八割ナシなんだよね」


そう言いつつ麻衣はパンフにまた×印を増やす。



「一晩考えたんだけどさ・・・やっぱりうち剣道部にしよっかなって」


「それがいいと思うよー。今んとこいいとこないし、ゆーちゃんと言えば剣道だしね!」


あたしほんと何にしよう、と呟く麻衣。

私の話をちゃんと聞いてるかは微妙なとこだ。


すると、「次は剣道部です」と放送部のひとが流暢に話した。

ステージに胴着を着た人達がぞろぞろと上がっていく。


「えぇー、男ばっかじゃない?」

「まぁ男子のが多いからね。女子は・・・」


いち・・・に、さん?

いや、一人はジャージだし、マネージャーぽい。


「二人?少なくない?」

「いや、女子一人の高校もあるけど・・・去年ここはもちょっといたような・・・」
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