雨に恋した華 〜君とずっと〜
「それもお仕置きの続きだから、絶対に着替えるなよ?」


そう念押しをした虹ちゃんは、急いで脱衣所から出て行った。


今のうちに着替えちゃお……


あたしは髪の水気をバスタオルで拭いながら、脱衣所を出た。


その瞬間…


「うわっ、バカッ!!紫、出て来んなっ!!」


慌てた表情をした虹ちゃんに、止められてしまった。


「ちょっ……!……っ、キャーーーッ!!」


途中まで言い掛けたあたしは、彼の後ろにいる人達を見て思わず悲鳴を上げた――…。


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