王子様の甘い誘惑【完】
「……えっ!?」
「当たり前だろ。ほら、早く」
「そ、そんなぁ……」
煙草一本分っていくらなの!?
10円?20円?それとももっと高いの?
未成年で煙草に縁のなかったあたしにそんなこと分かるはずもなくて。
やっぱり、蓮の煙草なんて取り上げるんじゃなかった……。
退学になったとしてもあたしには何の関係もなかったんだし。
それどころか、訳のわからない契約を破棄できるいいチャンスでもあったのに!!
「金で払う?それともお前の体で払う?」
蓮は目を左右に泳がせるあたしの顎をクイッと掴み、不敵な笑みを浮かべる。