キラキラ光る夜に


その後は大騒ぎ。


実は最近忙しかったのも、今日会社に行ったように見せ掛けたのも、このプロポーズ大作戦の準備をこの店でしていたからだそうだ。


そんなサプライズをクリスマスにプレゼントしてくれた晶人をうちは愛しく思った。


「…そうとなったら婚姻届け早く書いて出しちゃおうよ!」


プロポーズが上手くいったのがよっぽど嬉しいのか、晶人は大はしゃぎ。


どうやら大事なことを1つ忘れているようだ。


「唯!唯!早く書こっ!」


「その前に両親に挨拶でしょ!」


「あ!!」


晶人はぽかんと口を開けた。


慌てん坊さん。


【完】
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