ミルク
第一章

悲しみ


真っ白な部屋

私の耳に聞こえてくる音は機械音だけ‥

私の目に映るのは悲しそうな目をしている私のお姉ちゃん‥



「‥お‥ねぇ‥ちゃ…ん?」

「‥屡那」

「私‥生きて‥るの?」

「‥バカ屡那‥」

「ごめん‥お姉ちゃん…ごめんなさい‥」

「生きててくれて…よかった」

お姉ちゃんは微笑みながら私の頭を撫でてくれた
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