ミルク


「椿が呼び出されたから帰れないの」

「椿が?なんで?」

「分かんない‥」


奈麻ちゃんは小さな溜め息をついた。


「あ‥緒杜は椿のこと知らない?」

「知ってる」

「「え!?」」


緒杜の意外な発言に私と奈麻ちゃんは驚いた。

緒杜は欠伸をすると口を開いた。


「奈麻、知りたい?」

「当たり前よ!!」

「…じゃあ教室入ろう。立ってるのダルい」


私たちは教室に入り椅子に座った。
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