ラブ☆パニック
一瞬で、アタシの心は囚われた。
昔のあの景色、
あの場所、
あの人。
全ての時が戻り、
アタシの心は……
どん底に突き落とされた。
なんでだろう。
彼もアタシと同じ様な思いをしたのだろうか。
彼もアタシと似てるのか。
全てが謎のまま、アタシは彼に手を引かれた。
「…遅かったじゃねぇか。ってか誰だ? その女」
広く真っ白なリビングに、黒いソファーが5つ。
そして、そのソファーに足を組みながら座ってる男。
見た目からして、俺様的な男。
そして、鳴り響くピアノの綺麗な音。