きっと好き
「神谷っ!!!ちょ…待ってっ…!!!」
神谷に追いついたのは中庭。
みんなはグランドにいるから今は誰もいないみたい。
神谷の腕を捕まえたのはいいけど
言うことが見つからなくて
ただ神谷と2人、肩で息をしていた。
「………ケガは…?」
突然、神谷の遠慮したような声が私の鼓膜を揺らした。
「……え?」
「バレー部の子のアタックが顔に当たって脳震盪おこしたって…美緒ちゃんが…」
「…脳震盪は、おきてないけど…?」
美緒の言葉を丸飲みして
わざわざ走って来たのだろうか…?