きっと好き
………‥
…‥










「………はぁ…」



家に着いてため息。




菜摘が家まで送ってくれなかったら、私はずっと保健室で帰るタイミング見計らってたかも…


菜摘の話しでは、
美緒は授業のノートを私のために一生懸命とってくれているみたい。














鞄をよく見ると、カッターナイフで切りつけたような傷がたくさんついていた。






茶色い、私のお気に入り。

フェイクレザーのお洒落なやつ。

ずっと大事にするって約束したのに…。




ごめんね…








鞄を抱き締めて


私はまた泣いた。













< 68 / 230 >

この作品をシェア

pagetop