ツインテールの呪縛
オタク度1
□□



『もう離さねぇ…!!』

『…っ、ヒロト…!』


《ーーそして、わたしたちは結ばれたのでした。完》





ーー面白くない。


「はぁ…いいかげんこういう話のマンガ飽きたなぁ…」


あたしは、主人公の女の子が大きな目を潤ませてキラキラ輝いている表紙のマンガをベッドに放り投げて、机の上にある携帯をとった。




パカッと開いてメールの受信がないか確認。


《iモード接続中…》


早くしなさいよ…。


イライラと意味がないのに携帯を振ってしまう。


《メールの受信はありません》



はあ。



なんだつまんないのー。



あたしは携帯を閉じたり開けたりした。




携帯依存性なんてくそくらえだ。


依存して何が悪い。


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