好きです。





そして第2戦。


始めはこっちのチームが優勢だった。



しかし!!

大事件は起きてしまった。



チームの大事な戦力である先輩が、


接触プレーで足を怪我してしまったのだ。


「マジどうすんだよ...
 キャプテンいないとどうにもなんねぇぞ。」

「くっそ...あいつわざと
 ぶつかったんじゃねぇのか!」

みんな次々に不安や苛立ちを口に出す。

どうしよう......

いくら猛練習したといえ、

先輩が抜けてしまってはどうにもならない。

私は先輩を見つめた。


「わざとな訳ないだろ!運が悪かったんだよ。」

慌てて相手選手を庇う先輩。


「それに...お前らはホントに
 一生懸命練習したじゃないか!
 俺ぐらいいなくても平気だって!」

そんなわけない。

でも、私もみんなも先輩の言葉を信じた。



でも、やっぱり先輩抜きのチームはボロボロで、

先輩はシュートを決めるだけじゃなく、

みんなの動きをフォローしてたってことを

痛感した。

勝っていた点数も返され、2点リードされてしまった。



残り時間はあと3分。



もう無理か......


そう思ったとき、選手交代の合図が響いた。



......??





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