愛の奇跡。

ほんと捨てられた子犬みたいなんですけど。


でもそんな顔を…可愛いなんて思ってしまう私は…何なのよ。



「………したいなら……してもいいよ。」



ちょっと、いいのか私!?


自分で突っ込みながらも、うるうるしてる直君を放っておけなくて。



「……え……ほんと…っ!?」



「だって………してたんでしょ?一年前は…だったらそれが自然だし。」



ほんと、何言ってるんだろう。


自分の言ってることが信じられないけど。


もしかしたら何か思い出すかも、なんて…ちょっと思ったり。



< 57 / 144 >

この作品をシェア

pagetop