幼馴染みのお隣さん
変わる想い

小さな幸せ




「啓、寝癖たってる」

「…直して」


欠伸をしながら言う啓。

こんな姿にも、ドキッとしてしまうあたし。


啓の後ろの髪をチョンっと引っ張た。

「…いてぇ」

「あ、ごめん!」


でも、そんなに強く引っ張ってないんだけど。


「ウソだし。騙されんな」

「・・・」


コイツ…
朝から人を怒らせたいのか…?!


「もういい! 寝癖直してやんないっ!!」

「別にいーし。
俺元々クセ毛だからバレんだろ」


い、いや?
そういう問題じゃないよ? 啓。

思いっきり一部だけピンっとなってるんだけど…。


「なに? 直したかったら直せば?」

「はあ?」


おまっ!
どの口がそんな事言うかっ!!!


普通素直に直して下さいっとでも言えや!


ま、まあ、
啓がそんな事言ったらある意味気持ち悪いかも…。





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