ヒミツの恋の方程式
…うん?
何、この甘い声。


あたしが小首を傾げると、それを目のふちで捕らえた聡が、


掴んでいた黒あくまの手首を強く引っ張り、よろけた黒あくまの耳元に口元を寄せた。


「いつでも相手をしてやるよ」


――“はぃぃ!?”


「おまえがヒミツを守るなら」


――“…”


「触れてほしいのは、この口か?」


――“ぎゃぁぁぁあ!!”


聡が…
聡が…


聡が黒あくまの唇をつまんでるぅぅぅ!

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