ヒミツの恋の方程式
そう思ったのもつかの間。


次の瞬間。


「きゃっ…」


黒あくまは目にも留まらぬ早業で、あたしを荷物のようにひょいっと担ぎあげ、


「来い。
おまえは、俺の担当だ。
聡くんは“あいつ等”のおもりだってよ?」


いつものように、意地悪さ全開・ドス黒い声を発した。


と同時に、


「きゃ~いた~!!
聡く~んっ!!」


狭い準備室の中。


次々に聡に群がる…さながら女豹達。

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