残念な彼女
私:良かったなあ。あんた好みの人なんや?

Y:いや、全然。

私:どないやねん。

Y:うーん、理想のタイプ、ではないなあ。でも、ほら、あたしって昔から男で色々苦労したやん?何マタもかけられたり、お金貸したまま消えられたり、ほんまに恋愛なんかもうええわ・・・(長文にて割愛)・・・やから、今更やけど純な恋をしてみるべきなんかなあって。

私:そうだね。

Y:実はな、さっきまでその人と飲みに行ってて、やっぱり男は誠実さが・・・(長文割愛)・・・まだ考え中やけど、付き合ってもいいかなって。

私:いいんじゃない?

Y:ただな、その人妻子持ちやねん。

私:あかんがな。

Y:・・・やっぱり?

私:どこが純な恋じゃ。ガソリン抱えて火事場に突っ込む気か?

Y:・・・うーん、やっぱしやめといたほうがいいやんな。あんたに言われて目が覚めたわ!あ、もう5時やん。眠たくなってきたわ。

私:どっちやねん。

Y:じゃあねー、おやすみん!

私:あほー、睡眠時間返せー!

Y:ぐぅー。
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