君に永遠の初恋を。
家に帰れば、誰かいた。

泥棒、現る

放課後、寄り道の計画を立てるクラスメートを尻目に私は一人学校を出た。

今日もどうでもいい1日が終わろうとしている。

鬱陶しい鍵を開けて高級マンションの最上階、私の部屋に入った。

…誰かいる。

玄関に見たことのない男物の靴がきれいに揃えられていた。

どうやって鍵開けたんだろ…

まぁどうでもいいや。

どうせ生活最小限しかこの部屋使わないし。

家といっても置いてあるのはソファとテーブルだけ。

他に必要な物なんてない。
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