ボーダーライン
茶々を入れる山さんに父親はフンッと鼻で笑った。



「ごめんね〜山さん。お父さん愛想悪くてぇ…!」


すかさずフォローに入る私。



「いや〜、愛想悪い方が親父っさんらしいわ!」



豪快な山さんの笑い声が店中に響き渡る。


話すだけ話たら気が済んだのか…
それから30分もしないうちに山さんは帰って行った。



(相変わらず豪快な人…。)



山さんの帰って行く後ろ姿を見送った。
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