2段ベット。
「はちみつレモン、キッチンに置いといたから。」
「サンキュっ!楽しみだな~」
「柊也くんと竜斗くんの分も作っといたから、ちゃんと渡してね。」
「本当ゆずひめは優しいな~。さすが俺の妹!」
「言ったでしょ?あたしは全力でRainbowをサポートするって。」
「おぅ。まあ今の俺らがいるのはゆずひめのおかげでもあるしな。本当いつもありがとな。」
そう言ってあたしの頭をクシャっと撫でる。
その時のお兄ちゃんの手がいつも温かくて、ホッとする。
‘家族’っていいな。
お兄ちゃんのおかげで、そう思える。
もちろん、お父さんやお母さんのおかげでもあるけど。
でもお兄ちゃんとは何か違う・・・
なんだろ、この温かさ。
・・・あんまり深く考えると頭痛くなっちゃうんだよね。
もしかしてあたしの過去とこの感情は何か関係があるのかな・・・?