2段ベット。



「はちみつレモン、キッチンに置いといたから。」

「サンキュっ!楽しみだな~」

「柊也くんと竜斗くんの分も作っといたから、ちゃんと渡してね。」

「本当ゆずひめは優しいな~。さすが俺の妹!」

「言ったでしょ?あたしは全力でRainbowをサポートするって。」

「おぅ。まあ今の俺らがいるのはゆずひめのおかげでもあるしな。本当いつもありがとな。」


そう言ってあたしの頭をクシャっと撫でる。


その時のお兄ちゃんの手がいつも温かくて、ホッとする。



‘家族’っていいな。


お兄ちゃんのおかげで、そう思える。

もちろん、お父さんやお母さんのおかげでもあるけど。



でもお兄ちゃんとは何か違う・・・



なんだろ、この温かさ。



・・・あんまり深く考えると頭痛くなっちゃうんだよね。



もしかしてあたしの過去とこの感情は何か関係があるのかな・・・?
< 20 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop