彼は対人恐怖症。
前と同じ電車で、乗り継ぎをする。
早く、着かないかな。
電車の中にいる時間が、前より長く感じる。
早く会いたい。
声が聴きたい。
「あ……」
でも私、アキバに行ってどうやって和を捜すの?
今日、和はアキバにいないかもしれない。
私、和のこと、なんにも知らないんだ…。
こんなことなら…
「連絡先、聞いとけばよかった」
この気持ちは、まだよくわからないけど。
なんだかとても、心が温かかった。