好きのその先・・
出会い。そして恋の予感?
「んー....ふぁ~」

あれ?
寝ちゃったのかぁ。

「って今何時?!・・・7時30分――?!
やっば―――い!!!」

入学式そうそう遅刻寸前なあたしは、
春野 瑠愛(はるの るあ)。
高校1年生。
ずっと憧れてた高校に受かったんだ!

「おかーさん!ちゃんと起こしてよ!!!」

「何回も起こしたわよ!まぢで瑠愛はばか
なんだから!」

[まぢ]とかその歳になって言う言葉かよ・・
おっと、そんな事より早くしないと!

「じゃぁお母さん行ってきま―す」

「気をつけてね!いってらっしゃい!」

「あいよー」

学校への道を急いだ。

「やっぱ制服かわいいな~」

「何、独り言?」

「へ?」

独り言なはずだったのに。
誰?
そう思い、後ろを振り向いた

「・・・っ!」

「え、何?」

やばい!超かっこ良すぎるー!
あ、うちの学校の制服着てる。
「誰ですか?」

「そっちは?」

「あ、春野瑠愛です。」

「へ~、可愛い名前。」

「・・・あなたは?」

「俺は、葵流唯(あおい るい)。」

「俺達今日から友達な!」

「うん」

「急がねーと遅刻するぞ」

流唯君はそういいながら
自転車の後ろを指指す。

「え。乗っていいの?」

「当たり前」

「あ・・・、ありがとう!」

そう言って自転車の後ろに乗る。

「飛ばすぞ!」

「うん!」

甘い恋の予感がした・・・





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