寄り道した恋
「先輩!!」
「え・・ダメ?」
先輩が上目使いで言う
愛しすぎる・・・
「大好きです!!」
下を向いて照れながら言った
先輩は何も言わない・・・
やっぱ冗談だったのかなぁ・・・
でも、先輩はそんな人じゃないよね・・・
「良かったぁ・・・」
先輩が安心しきったような声で言った
私は気付くと先輩の腕の中にいた
ギュッ・・・
「俺、てっきり美桜ちゃんて
拓弥のことが好きなのかなと思った・・」
拓弥より先輩の方が何倍も大事・・・