月見草
サクラが花びらを手放そうとする頃、あたしの未来を変えたアイツが来た。

茶髪で、ピアスがいっぱい付いてて。

印象が悪くてしょうがなかった。

ああいう奴は嫌いで、見たときから大嫌いだった。



惚れた今でも、嫌い。



アイツはあたしを心いくまで踏みにじって、最後は捨てる。

「傷つけるから、、、、」とか言いながら。

傷つくのは、アンタがあたしから離れていくからなのに。

気付いてよ。

もう、傷つきたくないから。

だから、、、、

離れた今でも、あたしはアイツを追いかける。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop