人気者彼氏と声優彼女
「たつ~おきろ~」
親父の声で起こされた。
そのまま寝てしまったのか、制服のまま。
「さみ~っ」
布団もかぶらず寝ていた俺は見事に風邪引いてた。
「ゴホッゴホッ」
「ん~?たつ風邪か?」
「多分…。」
「無理なら休めよ?」
「大丈夫だから。」
なにも気にせず学校に言った。
こんな日に限って体操がサッカーとかできつい…。
「達也~パスパス!」
「お~」
頭いたいし…。
教室ではぐったりしたまま、授業を受けた。
休憩時間に集まるクラスメイト。
「達也~」
「なに?」
「風邪?」
「はぃ?引いてねぇよ。」
皆に迷惑かけるのは嫌だ。
心配かけたくねぇ…
無理に平気なフリをした。
しんどくなって保健室に向かってる途中あった河合。