人気者彼氏と声優彼女
[達也]
ミサとリサと人のいない所へ行った。
この話は卒業する半年前の出来事だった。
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クラスや学年でも有名だった俺とミサ。
ミサは綺麗で皆にモテてた。
たまたま同じ委員会で話したのがきっかけで、喋りやすかったし、気があったから仲良くしてた。
それからたまに一緒に帰ったりで、友達として一緒にいた。
でも、周りからは付き合ってるって誤解された。
否定しても、噂のほうが大きくて止めることができなくて。
「ミサ…ごめんな?」
「ううん。大丈夫だよ。」
ミサは女子に嫌がらせをされ始めた。
原因はもちろん…俺。
俺と一緒にいるのが女子は気にくわなかったらしい。
ミサと話すだけで、周りから何かと言われ、大変…
「なぁ、しばらく話すの止めるか。」
友達に…ミサに迷惑かけたくねぇ。
そう思いだした結果。