恋心♥上昇↑↑
アタシは李乃の悲しい現実を聞かされた。

「浮気してたのー。しかもその相手、今人気のアイドルグループの緑川沙良だったしーーーーッ。勝ち目なんか無かったんだよぉぉぉ!!」

もっともっと泣き出す李乃をいいなと思ってしまう。

アタシも恋して泣きたいよ。

「平気だよ。李乃なら直イケメン彼氏出来るって。それに拓先輩だっけ?絶対見る目ないって。絶対李乃の方が良い子だし、可愛いって。アイドルなんて裏で何やってるか分かんないし。そんな男早く忘れていい男作りなよなよ。」

実はアタシ緑川沙良なんて知らないけどかなり勇気になったみたい。

李乃は泣き止んで満面の笑みを浮かべた。

「そっか。そーだよね。なんでこんなにウジウジしてたんだろ?新しい彼氏作っちゃおー。アイドルなんか分かんないもんね。後でゴメン。俺が悪かった。もう一回チャンスをくれ。って言われても無視しちゃうんだから。ってかミオあれから発展あった?」

突然のかわりように失笑しながらいきなりの問いかけに驚いたけど、しっかり首を横に振った。

「頑張りなよ~。応援してるから。でも永田くん金パでかっこよくない?もっとガンガン攻めてきそうだけど・・・。」

独り言のようにブツブツ呟いている李乃の横で心が悲鳴を上げていたんだ。

『アタシは本当にケイタくんがスキなの?』って。

心の片隅には何故かいつもカエデがいる。

だけど今はケイタくんという存在が大きすぎて自分の気持ちにウソをつくしかできなかった。

「アタシ頑張る。今、お昼ごはん一緒に食べよって言ってみる。」

そう意気込んで携帯を取り出しケイタくんにメールをうつ。

『一緒にごはん食べたいです。』

その文を見て李乃は大分引いていたけど無視して送った。

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