愛詩-アイウタ-
楽しさの詩

恋のタネ



「光璃!帰ろ」



 瑠架は教室の扉で待っている。後ろに3人くらいいるのは、瑠架の友達だと思う。



 ピアス男の2、3、4号の登場だ。1号はもちろん瑠架だけど。



「えぇ~…ひぃ、ゆみ達と帰るし…約束してるもん」



「いいよ!光璃行っておいで。彼氏待ってんよ?」


 ゆみの発言。

 最後の方は小声で言われる。


 我慢してるけど、そういう勘違い、好きじゃない。



「違うもん~幼なじみなの」



「またまたぁ。ふたりとも、いいよね??」



「うん、平気だよ!」



 と、ちか。


「今度帰ろ!」



 と、美夜。



「じゃあ~ごめんね!今度何かおごる!!」



「いらないいらない」





「ゆみさすがっ」


 美夜が茶化す。



「光璃と友達さんっ。オレ等自己紹介すんから、そっちもしてくんねぇ?」



「るぅの自己紹介なんて誰も聞きたくないよ…」



「じゃなくて、こっち」



 そう言って指差したのは、ピアス男達。



 聞きたくないです…。



 瑠架だけでも充分ピアス多いのに、さらに多い人とか、いるし。



 ひぃ的、2個以上は怖い。てか、痛い…。



 でもゆみ達は至って普通。
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