幸せの欠片

その横から恭輔がすねたように口をはさんだ。


「お前、俺で遊んでんだろ。」

「当たり前じゃん?恭輔って、怖い人の見た目のくせに遊ぶとおもしろいんだもん。」


悪びれもなくそう言った優佳の横で里菜が口を開く。


「優佳の場合は‘恭輔と’遊ぶんじゃなくて‘恭輔で’遊ぶんでしょ?」


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