幸せの欠片




「舞嘉…俺は、いなくならないから。…ずっと舞嘉といるから。な?…翔月も、優佳も、里菜も。舞嘉はひとりじゃないんだよ?」


その言葉に、また涙が溢れた。



「ごめんね…。…翔月たちのとこ行こ?」

「…大丈夫か?」


数十分後。気が済むまで泣いて笑った私に、恭輔は心配そうに問いかけた。

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