○○を想うと~special Fan book~

【1】セーター戦争~桐谷慎編~

俺、桐谷慎。

カノジョ、高宮伊織。








突然だけど…

高宮に似合うセーターはVネックだと思う。




え?何言い出すんだ、突然って?


だってさ~。

高宮ってなぜかセーターっていうとタートルネックだし。

なおかつその上にジャケット羽織るし。





何故だか体をぜーんぶ隠しちゃうんだよねぇ…。





ま、いいよ?

いいんだけどさあ……。






Fカップのグラマラスボディがもったいない。

せっかくキレイな体してんだから、それを見せない手はないと思うんだよね。






ちょっと深めのVネックで~。

谷間にネックレスが挟まったり、埋もれてたりしたら……。

うん、最高♪









そう思って。



「ね~、高宮~。」


「ん?何?」


「コレ着てよ」






細身で体にピッタリとフィットするタイプの黒のVネックをプレゼント。







「え…。なにこれ。」







なのに高宮はあからさまに嫌な顔をした。








「え~。だって高宮いっつもタートルネックでしょ?だからこういうのもいいかなと思って」







ニッコリと微笑むと高宮は“う~ん”と考えこんで


「コレだと谷間が見えるよね…。みっともなくない?」




子猫のように訊ねてきた。



< 2 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop