大好きすぎて…。
学校に慣れた6月。

「葵、お父さん達、お婆ちゃんのとこ行ってくるね。10ぐらいには、帰るから。」
「わかった。」
お婆ちゃんは、隣町に住んでいる。だからよく、お父さん達が様子をみにいくんだ。

けど、わたしには時間が遅くなるからって、行ったことがない。


この日が最後の会話になった。
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