双子様の恋愛
*來堵



まったく…。




毎回莉乃のもめごとを穏便に済ますのは俺。





新学期早々困った妹だ。






「これ以上莉乃に近づいたら…そうだな、退学じゃつまらないから学校に来られなくなるほどの恥をかかせてろうか?それとも…」

「いや、いいです!!まぢごめんなさい!!さ、さようなら!!」






ふん、つまんねぇ奴だ。






「來堵ありがと♪」

「俺が来れなかったらどうするんだよ!!」

「頼りにしてるよ、お兄ちゃん♪さっきの來堵見て菜架リンが固まってるけどねぇ〜。」





莉乃に言われて菜架を見ると…石化。





誰だよ、会った当初にいきなり鬼会長とかほざいたのは。






「菜架ー。菜架?」





動かない。





イラッ…






「おいこら、クソモデル!!動かねぇとどうなるかわかってんな!?」

「うぁ!?すすすすすいません!!」






ゲラゲラ笑ってる莉乃と芽依。




ホントうるせぇ奴ら…。





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