Sweet Sweet Christmas
君の指先に夢を見て
*悠夜side*


大学3年の冬。
俺は今日もピアノのある練習室に籠っている。






「んー…思ってたよりも難しいな。
って相手が相手だから余計か…。」





これを見せる…というか、渡す相手はプロ中のプロだ。
誤魔化しはきかないし、甘えも妥協も許されない。




俺はまた鍵盤に指を滑らせる。
そして書き直す。
その繰り返しだ。



「…っと…これで完成だ。
通して弾いてみるか。」




12月23日。
先生に頼みこんで練習室を開けてもらった甲斐があった。
ようやく…完成した。


< 1 / 65 >

この作品をシェア

pagetop