完璧男子

甘い時間


 蓮の部屋に入って資料を広げる。




「うっわ…たくさん~…」

「俺らの式は結構大変だからな?」





 私を引っ張って足と足の間に座らせた。





「ねぇ…蓮?」

「ん?」

「私たちの結婚に不満な人いるかな?」

「…さぁな…わかんねぇけど…祝ってくれる人がいるんだからいいんじゃね?」




 そうだよね。




 私たちの周りはみんな祝ってくれてるんだ。





「優枝、ちょっと休憩しよ」




 私を抱き上げて蓮と向かい合わせにした。





「ちゅーしていい?」





 ゆっくり頷く。




< 446 / 506 >

この作品をシェア

pagetop