完璧男子
 体育の授業が終わって蓮におんぶされて教室に戻った。


「蓮、ありがと」

「いーえ」


 蓮が自分の席に戻って行くとやっぱり睨まれる私。


 ふと感じたのはすっごく近くから睨まれてる視線。



 ちょっとびっくりしてそっちを見る。





 そこにはいつもの笑顔の晶がいる。





 気のせいかな…?




 晶の後ろには誰もいない。





 数学が始まるとみんなは寝出す。



 私は一応聞いてるけど…。





 ――――コツンッ



 後ろから飛んできたものが私の頭に当たった。




 消しゴム…?




 消しゴムのカバーの中に何か入ってる。
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