あなたがいるから私がいる
2010年6月に発達障害と診断され、読書で学んで、当事者会やワークショップに参加し始める。
父親はガン検査に引っ掛かり、母親はノイローゼ、弟は医学部受験浪人、姉の私は発達障害者で精神障害者。お爺ちゃんは、前立腺ガン、お婆ちゃんは、アルツハイマー…大変なのに、見知らぬ文字だけの人達からの誹謗中傷で傷ついてばかり。

「小説というより愚痴」

「みやび消えたらいいのに」

「文章が小学生程度」等々……。
誹謗中傷の数は数えきれない。


もう文字だけの世界から、さようならしようとした。でも依存症な私には、できない。
私なんかいないほうがいい。 実家にも戻れない理解者もいない。 リストカットして大量服薬して、早く死のうとした。

でも唯一の味方がいた。コヨーテだ。叱咤激励しながら私を助けてくれる彼氏。

「家族がいなくても俺がいるだろ」
繰り返し繰り返し喧嘩して別れる事になっても仕事(アルバイト)しながら料理と洗濯をして障害手帳2級になりかけの私を支えてくれている。

生活保護と彼氏の収入で暮らしてる。発達障害の本や精神障害の本を読んで理解完璧にはできないけど、理解しようとしてくれている。

私が「私なんか罰せられ死ねばいいんだよ!!」と泣きながらリストカットした傷跡を見せた時

私の頬を平手打ちしてから、あなたは私を抱き締めた。

生活保護について市役所と闘って帰ってきた彼氏は、支払ってもらえなかった仕事へ行くための交通費を勝ち取ってきた時
「俺は、みやびの幸せと笑顔のために頑張っているんだ。あんたのために俺も闘うから、あんたが闘う勇気をくれたんだよ。あんたがいなければ、俺一人なら、諦めている。」

そう言ってくれた。

私は涙が止まらなかった。

ありがとう。ごめんね。

見返りなどなくても、私といてくれている。

私は太ってるし不細工だし性格も悪いし……そんな私は見捨てられてもおかしくないのに。


母親にすら「自殺する人達は、周りが頑張って支援しても死ぬんだからほっとくほうがいい。みやびが自殺未遂して死んだら死んだで仕方ない。」と見捨てるようなことを言われて傷ついて絶望した私……。

そんな私が生きていられるのは、あなたがいるから。
愛してます。世界中で誰よりも駄目な人間だけれど。 これからも、よろしくお願いします。




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