あした
「説教されたの?」

「私も そう思ったわよ。感じたままを書いて 提出したら・・・・
 説教ネタにされちゃった。うふふ でも、その 先生の説教 聴きながら
 決意できたんだから 感謝しないとね。」

「そうだな・・・・」少し 誠の顔が寂しそうに笑った。

その横顔を見て 歳を取りたくても 取れないという 誠の寂しさを感じた美咲は
空気を変えようと 努めて明るく ライトにいった。

「いいなぁ~マコは。 歳とらなくて。私がバーさんになって マコの傍に行ったら
 マコは相手してくれるのかな?」

美咲の気持ちを察した 誠が明るく言い返した。

「もちろん ご挨拶しますよ!!」

「なんて なんて!!」

「どちらの ばーさまですかぁ??って。」

「ふっ・・・ひどぉ~~~い」

「その前に 俺の事なんて 忘れちゃってるんじゃないのか?」

「忘れるわけないでしょ。だって・・・・」

「だって?」

 そう言いながら 美咲の顔を覗き込んだ誠の頬に 美咲はキスをした。

 「えっ・・・・」

 突然の 美咲の暴挙?にフリーズした誠を真っ直ぐ見つめ 微笑んで美咲がいった

「私の ファーストキスの相手だから。」

「それは 光栄だな・・・・」動揺を隠しながら ひきつった笑顔で誠が答えた。

 美咲の気持ちを思うと 誠は心中複雑だった・・・・
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