飛鳥物語


ある日、僕は
白い部屋から出た。


もう、目は見える。


そして、
大きな家の中に入った。

「此処が飛鳥の家よ。」

家には、たくさんの人がいた。


「「「おかえりなさいませ。」」」


「「「おかえりなさいませ。」」」


廊下を歩くたびに、
声をかけられた。



僕は、この家で毎日過ごした。
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