優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
―基槻 SIDE―



「基槻、来島に何かしたのか?
俺、めっちゃ涙目で見られたけど;;」



遊が去って行った廊下を見つめてる、俺と剛と、もう1人の親友の京滋ーケイジー。

あだ名は、ヘイジ。



「だよな、ヘイジ…」



「ケイジだし、基槻は最低だし」



「………俺が何した!
第一、遊と付き合わせたのはヘイジだろ」



「そうだけど…てか、“遊”!?
どこまで親密に?(笑)」



「何がだよ」



俺は引っ付いて来た剛を振り払い、教室の自分の席に座った。

窓側の一番後ろの席。

授業に参加せず、窓から景色を眺めるのが、俺の密かな趣味。



「1時間目は古文だから準備しとくように」



SHRが終わると、担任はさっさと教室を出た。
< 23 / 252 >

この作品をシェア

pagetop